理学療法士・作業療法士が稼げる職場ランキング|評価基準つき

「理学療法士・作業療法士で一番稼げる職場はどこ?」——転職を考えるとき、まず気になるのが職場ごとの収入の差です。ただし、月給だけで比べると、賞与や昇給、退職金で逆転することも珍しくありません。
この記事では、稼げる職場を「給与水準」「年収の伸び」「安定性」の3つの基準で評価し、ランキング形式で紹介します。職場の種類別の公的な統計はないため、企業規模別の統計や報酬の仕組みを根拠に、当サイトとしての評価を示しています。
- 稼げる職場を判断する3つの基準
- 理学療法士・作業療法士が稼げる職場ランキング
- それぞれの職場の根拠と注意点
- 職場選びで失敗しないためのポイント
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
稼げる職場を判断する3つの基準
| 基準 | 見るポイント |
|---|---|
| 給与水準 | 入職時の月給・年収、手当 |
| 年収の伸び | 昇給、賞与、役職への登用、処遇改善の配分 |
| 安定性 | 法人の規模、退職金、件数や景気による変動の少なさ |
令和7年賃金構造基本統計調査では、理学療法士・作業療法士など4職種の年収換算(きまって支給する現金給与額×12+年間賞与)は平均約444万円です。40〜44歳を企業規模別に見ると、1,000人以上で約512万円、10〜99人で約463万円と、規模による差は主に賞与から生まれています。
理学療法士・作業療法士が稼げる職場ランキング
| 順位 | 職場 | 給与水準 | 伸び | 安定性 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 訪問看護ステーション・訪問リハビリ(大規模法人) | ◎ | ○ | ○ |
| 2位 | 大規模法人の病院(管理職ルートあり) | ○ | ◎ | ◎ |
| 3位 | 介護老人保健施設・通所リハビリ(処遇改善の配分あり) | ○ | ○ | ○ |
| 4位 | 公務員(自治体の病院・行政) | △〜○ | ○ | ◎ |
| 5位 | 企業(医療機器・福祉用具・ヘルスケア) | △〜◎ | △〜◎ | △〜○ |
| 6位 | 小規模の訪問・クリニック | ○〜◎ | △ | △ |
※当サイトの評価です。公的な統計にもとづく順位ではなく、個別の法人によって大きく異なります。
1位:訪問看護ステーション・訪問リハビリ(大規模法人)
一人で判断する負担や移動があることから、求人の給与水準は病院より高めに設定されやすい分野です。令和8年度の期中改定で、訪問看護(1.8%)・訪問リハビリ(1.5%)にも処遇改善加算が新設されました。大規模法人なら賞与や退職金も比較的安定しています。件数手当の比重が大きい職場では、件数が減ったときの年収も確認しましょう。
2位:大規模法人の病院
入職時の給与は突出していなくても、賞与と定期昇給が安定し、年齢とともに差が広がります。統計でも、45〜49歳の年収換算は企業規模1,000人以上で約601万円と、ほかの規模より約100万円高くなっています。管理職のポストがあることも強みです。
3位:介護老人保健施設・通所リハビリ
令和8年度から処遇改善加算の対象が介護従事者に広がり、リハ職への配分も可能になりました。配分の方針は事業所ごとに違うため、リハ職が対象か、どの程度配分されているかで順位は変わります。
4位:公務員
入職時の給与は民間と大きく変わらないこともありますが、給料表による安定した昇給と退職手当が強みです。総務省の調査では、25年以上勤続して定年退職した地方公務員(一般職員)の退職手当は平均約2,142万円です。副業が原則できない点はデメリットです。
5位:企業
医療機器や福祉用具、ヘルスケア企業では、営業や企画、研修の職種で、成果や役職に応じて大きく稼げる可能性があります。一方で、臨床から離れることや、業績による変動があります。臨床の経験を商品やサービスの改善にどう生かせるかを、面接で具体的に伝えられると評価されやすくなります。
6位:小規模の訪問事業所・クリニック
人材確保のために月給を高めに設定することが多く、若いうちは高収入になりやすい職場です。ただし賞与や退職金が少ない、昇給の仕組みがあいまいなど、長く勤めると伸びにくい傾向があります。

ランキングの上の職場を選べば、確実に稼げるんですか?

残念ながらそうとは限らないんだ。同じ「訪問」でも法人によって条件はまったく違う。ランキングは方向性の目安にして、最後は個別の求人の中身でしっかり判断しよう。
稼げない職場に共通する特徴
- 昇給の基準が示されておらず、毎年の昇給額が数千円以下
- 賞与が業績しだいで、実績が示されない
- 基本給が低く、手当で月給を高く見せている
- 役職のポストが埋まっていて、今後も空く見込みがない
- 処遇改善加算を算定していない、またはリハ職に配分されない
今の職場にこうした特徴が多い場合、本人の努力だけで年収を上げるのは難しいため、職場を変えることも検討する価値があります。まずは給与規程を確認し、今後の見込みを数字で把握しましょう。
自分用のランキングをつくる方法
- 重視する基準に点数をつける給与水準・伸び・安定性・働きやすさに、自分なりの重み(例:3・2・3・2)をつけます。
- 候補の職場を評価する求人票や見学で得た情報をもとに、各基準を5段階で評価します。
- 重みをかけて合計する点数の高い順に並べると、自分にとっての「稼げる職場ランキング」になります。重みは人によって違って当然です。
- 不明な点を確認する評価できなかった項目は、面接や転職エージェントを通じて確認します。
| 項目(重み) | A訪問ステーション | B大規模病院 |
|---|---|---|
| 給与水準(×3) | 5→15点 | 3→9点 |
| 年収の伸び(×2) | 3→6点 | 5→10点 |
| 安定性(×3) | 3→9点 | 5→15点 |
| 働きやすさ(×2) | 4→8点 | 3→6点 |
| 合計 | 38点 | 40点 |
※架空の評価例です。重みを変えると順位も変わります。
年代別に見た稼げる職場の選び方
| 年代 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| 20代 | 教育体制のある職場で経験を積む。年収より成長の機会を優先する |
| 30代 | 訪問分野や大規模法人へ移り、年収の土台を上げる |
| 40代 | 管理職や専門性で役割を広げ、賞与・役職手当で伸ばす |
| 50代以降 | 退職金や再雇用の条件を重視し、安定性を優先する |
稼げる職場選びで失敗しないポイント
- 月給ではなく、年収(月給×12+賞与)と退職金で比べる
- 基本給と手当の内訳を確認する(賞与・退職金の計算のもとになる)
- 件数手当や歩合の比重と、キャンセル時の扱いを確認する
- 処遇改善加算の算定と、リハ職への配分を確認する
- 残業時間と休日数をそろえて、時間あたりの給料で比べる
職場ごとの働き方と収入の関係
| 職場 | 収入が増える要因 | 働き方の負担 |
|---|---|---|
| 訪問看護・訪問リハビリ | 件数手当、処遇改善加算、管理者手当 | 移動、一人での判断、天候の影響 |
| 大規模法人の病院 | 賞与、定期昇給、役職手当 | 単位数の目標、委員会や教育の業務 |
| 介護老人保健施設・通所 | 処遇改善の配分、役職手当 | 兼務の多さ、少人数での運営 |
| 企業 | 成果給、役職 | 営業目標、出張、臨床から離れる |
収入が高い職場ほど、何かしらの負担があるのが一般的です。自分が受け入れられる負担かどうかも、職場選びの大切な基準です。

負担と収入のバランスが大事なんですね。

そう。長く続けられなければ、結局は生涯の収入も減ってしまう。体力や家庭の状況に合わせて選ぶことが、一番稼げる選び方かもしれないね。
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よくある質問
作業療法士でもランキングは同じですか?
大きな傾向は同じです。作業療法士は精神科や就労支援、認知症の分野など活躍の場が広く、専門性を評価してくれる職場を選ぶと年収を伸ばしやすくなります。
特別養護老人ホームの機能訓練指導員は稼げますか?
法人によって差がありますが、処遇改善加算の対象が介護従事者に広がったことで、配分しだいでは収入が上がる可能性があります。リハ職が一人だけの職場も多いため、業務の範囲と相談体制もあわせて確認しましょう。
副業と組み合わせるならどの職場がよいですか?
就業規則で副業が認められている民間の職場が前提です。勤務時間が安定し、残業の少ない職場のほうが、副業の時間を確保しやすくなります。公務員は任命権者の許可が必要です。
転職エージェントに年収の交渉をお願いできますか?
多くの転職エージェントは、条件の確認や交渉を代わりに行っています。希望の年収と、その根拠になる経験や実績を伝えておくと、交渉がスムーズになります。
稼げる職場に移ると、勉強の時間がとれなくなりませんか?
件数や単位数の目標が高い職場では、勉強の時間を確保しにくいこともあります。研修が勤務として扱われるか、勉強会の支援制度があるかを確認しておくと、収入と成長を両立しやすくなります。
まとめ|理学療法士・作業療法士が稼げる職場は「仕組み」で選ぶ
理学療法士・作業療法士が稼げる職場は、給与水準・年収の伸び・安定性の3つで評価すると、訪問分野の大規模法人、大規模法人の病院、処遇改善の配分がある介護施設などが上位になります。ただし、同じ種類の職場でも条件は法人ごとに大きく違います。ランキングは目安にとどめ、年収・退職金・労働時間をそろえて個別に比べましょう。
- 稼げる職場は給与水準・年収の伸び・安定性の3つで判断する
- 訪問分野は給与水準が高め。令和8年度から処遇改善加算も新設
- 大規模法人は賞与と昇給で年齢とともに差が広がる
- 公務員は退職手当と安定性、企業は成果しだいで大きく稼げる可能性
- ランキングは目安。個別の求人を年収・退職金・労働時間で比べる
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種第5表(e-Stat)
- 厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会(第253回)資料1「令和8年度介護報酬改定について」
- 総務省「令和7年地方公務員給与の実態」第9表の1(退職者数及び退職手当額)
※2026年10月時点で確認した情報です。制度は改定されるため、算定・運用の際は最新の通知・Q&Aと指定権者(都道府県・市町村)の案内をご確認ください。

