【最新版】訪問看護・訪問リハビリに役立つフィジカルアセスメント本おすすめ8選

訪問看護や訪問リハビリの現場では、利用者の状態を的確に把握する「フィジカルアセスメント」の力が欠かせません。
病院とは違い、医師がすぐそばにいない在宅現場では、看護師やリハ職が観察・判断を行う場面が多く、アセスメント力が患者の安全と生活の質を大きく左右します。
そこで今回は、訪問看護師や訪問リハ職におすすめのフィジカルアセスメント関連書籍を厳選して紹介します。
新人からベテランまで役立つ一冊を見つけてください。
訪問看護・訪問リハのおすすめのフィジカルアセスメントの本
看護がみえる vol.3 フィジカルアセスメント 第1版
人気の「看護がみえる」シリーズの1冊。視覚的に理解しやすいイラストと図表が豊富で、アセスメントの基本を体系的に学べます。これから訪問看護や訪問リハでフィジカルアセスメントを学びたい新人に最適です。
新訂第2版 写真でわかる看護のためのフィジカルアセスメント アドバンス
実際の写真を用いた解説で、臨床現場に近い形で学習できます。異常所見を写真で確認できるため、訪問時に「どのサインを見逃してはいけないか」をイメージしやすいのが特徴です。
〈フロントライン緩和ケア〉緩和ケアで必須なフィジカルアセスメント
緩和ケアや終末期医療における観察・判断に特化した1冊。在宅ターミナルケアに関わる訪問看護師にとって、疼痛・呼吸・意識レベルなどの評価方法を実践的に学べます。
改訂2版 高齢者看護すぐに実践トータルナビ: 成人期と老年期の違いがわかる! 加齢による症状と慢性疾患に対応できる!
高齢者特有の症状変化や慢性疾患のアセスメントに重点を置いた本。訪問看護や訪問リハの利用者は高齢者が中心であるため、現場ですぐに役立つ知識が身につきます。
Vol.3 フィジカルアセスメント: 根拠からわかる! 実習で実践できる!
「なぜこの所見を確認するのか?」という根拠を重視した1冊。新人や学生がアセスメントの理解を深めるのに適しており、基礎力の底上げに効果的です。
訪問看護 (Cocco mina)
訪問看護全般を扱う実践書。フィジカルアセスメントに直接特化しているわけではありませんが、在宅現場で求められる視点や観察のポイントを学べます。訪問リハ職にも参考になる内容です。
在宅ケアスタンダード (スタンダードケア・シリーズ)
在宅医療・看護の基盤を学べるシリーズ本。フィジカルアセスメントを含む在宅支援の「標準的な考え方と実践」を整理できるため、訪問看護師だけでなく訪問リハ職にも役立ちます。
訪問看護が支える 在宅ターミナルケア 第2版
ターミナル期における訪問看護の実践書。症状緩和やフィジカルアセスメントの視点を取り入れながら、終末期のケアにどう関わるかを学べます。
フィジカルアセスメント本を選ぶポイント
- 新人なら:図解や写真が豊富で基礎を学びやすいもの
- 中堅以上なら:高齢者看護や緩和ケアなど、現場特化型の実用書
- 管理者・ベテランなら:在宅ケア全体をカバーする体系的な書籍
まとめ
訪問看護・訪問リハビリにおいて、フィジカルアセスメントは利用者の安全を守り、質の高いケアを提供するための必須スキルです。
- 基礎から学ぶなら『看護がみえる vol.3』
- 写真で理解するなら『写真でわかる看護のためのフィジカルアセスメント』
- 高齢者・緩和ケアに特化するなら『高齢者看護トータルナビ』『緩和ケアで必須なフィジカルアセスメント』
自身のキャリアや業務内容に合わせて最適な1冊を選ぶことで、訪問看護・訪問リハの現場で自信を持って判断できる力を養えます。