理学療法士・作業療法士が就活で落ちる原因と対策

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「国家資格の職種だから、就職は簡単だと思っていた」「第一志望の病院に落ちてしまった」——理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の学生でも、就活で不採用になることは珍しくありません。人気の病院では、募集人数の何倍もの応募が集まることもあります。

この記事では、PT・OTが就活で落ちる原因を書類・見学・面接・小論文の段階別に整理し、採用担当者が見ているポイントと具体的な対策を解説します。落ちたあとの立て直し方もまとめました。

この記事でわかること
  • PT・OTでも就活で落ちる理由
  • 段階別に見る就活で落ちる原因
  • 採用担当者が見ているポイント
  • 志望動機・自己PRの改善例と面接対策
  • 就活で落ちたあとの立て直し方

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目次

理学療法士・作業療法士でも就活で落ちる理由

PT・OTは国家資格の職種ですが、資格を持つ人が毎年多く生まれているため、人気の職場では選考がしっかり行われます。2026年2月の第61回国家試験では、理学療法士11,156人、作業療法士4,947人が合格しました。

落ちやすい状況理由
大学病院・人気の病院募集人数が少なく、応募が集中する
都市部の病院希望者が多く、競争が激しくなりやすい
応募先が1か所だけ落ちたときに次の行動が遅れる

就活で落ちるのは、能力が足りないからとは限りません。採用の人数や、職場が求める人物像との相性も影響します。準備の仕方や伝え方を変えるだけで、結果が変わることも多いのです。

新人PT
新人PT

同級生はすぐ内定をもらっていて、焦ってしまいます。

ベテランPT
ベテランPT

応募先によって倍率は全然違うから、比べなくて大丈夫だよ。落ちた理由を整理して、次に活かすことが大切だね。

段階別に見る就活で落ちる原因

段階落ちる主な原因
書類志望動機がどの病院にも当てはまる内容、誤字脱字、締め切り直前の提出
見学身だしなみや挨拶、質問がない、メモを取らない
面接志望動機と見学で見たことがつながらない、答えが暗記した文章のよう
小論文・筆記テーマに答えていない、結論があいまい、基礎知識の不足

特に多いのが、「なぜこの職場なのか」が伝わらないことです。「患者さんに寄り添いたい」「チーム医療を学びたい」といった内容は大切ですが、どの職場にも当てはまるため、ほかの応募者と差がつきにくくなります。

見学で印象を下げないためのマナー

見学は、選考の一部として見られていることがあります。「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかを意識しましょう。

場面気をつけたいこと
申し込みメールや電話は、名前・学校名・希望日を簡潔に伝える
当日の到着5〜10分前に到着し、受付で用件をはっきり伝える
見学中スタッフや患者さんにも挨拶し、メモを取りながら話を聞く
質問ホームページを見ればわかることではなく、働く姿を想像した質問をする
見学後当日か翌日にお礼のメールを送る

見学の印象は、面接官に共有されることもあります。リハビリ室だけでなく、受付や廊下でのふるまいも見られていると考えておきましょう。

採用担当者が見ているポイント

  • この職場で働きたい理由が、具体的に説明できるか
  • 挨拶や言葉づかいなど、患者さんと接する基本ができているか
  • 実習の経験から、何を学んだかを自分の言葉で話せるか
  • わからないことを素直に聞き、学び続ける姿勢があるか
  • 長く働いてくれそうか

採用担当者は、完成された技術よりも、一緒に働く姿をイメージできるかを見ています。新人は育てていくものと考えている職場が多いため、素直さや学ぶ姿勢が大切です。体調管理や時間を守ることなど、社会人としての基本も見られています。

志望動機と自己PRの改善例

改善前改善後
志望動機「チーム医療を大切にしている貴院で学びたいと思いました」「見学で、病棟の看護師さんとリハ職が毎朝情報を共有している姿を見て、患者さんの生活全体を支える貴院で働きたいと思いました」
自己PR「私はコミュニケーション力があります」「実習で、最初は口数の少なかった患者さんの趣味を聞き、園芸を目標にした練習を提案したところ、意欲的に取り組んでもらえました」

改善のポイントは、見学や実習で実際に見たこと・したことを入れることです。具体的な場面があると、面接官もあなたの人柄をイメージしやすくなります。

新人PT
新人PT

見学のときに見たことをメモしておけば、志望動機に使えますね。

ベテランPT
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そうだね。見学のあとすぐに、印象に残ったことを書いておくといいよ。

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よく聞かれる面接の質問と答え方

質問答え方のポイント
当院を志望した理由は?見学で見たことと、自分がしたいことをつなげる
実習で印象に残った患者さんは?どう考え、どう関わり、何を学んだかを順に話す
あなたの短所は?短所と、それを補うためにしている工夫をセットで話す
将来どんなPT・OTになりたい?3年後・5年後など、具体的な姿を話す
最後に質問はありますか?新人教育や1年目の働き方など、働く前提の質問をする

面接で落ちやすい話し方と改善のコツ

落ちやすい話し方改善のコツ
用意した文章を暗記して読み上げる要点だけ覚え、自分の言葉で話す
話が長く、結論が見えない最初に結論を言い、理由を1〜2つ添える
声が小さく、目線が下を向く面接官の目を見て、少しゆっくり話す
わからない質問でごまかす「勉強不足でわかりません。入職までに学びます」と正直に答える

模擬面接は、録画して見返すと自分の癖に気づきやすくなります。同級生と面接官役を交代しながら練習するのも効果的です。

知っておきたいこと

厚生労働省の「公正な採用選考の基本」では、本籍や家族の職業・収入、尊敬する人物、愛読書など、適性や能力に関係のない事項を面接で尋ねることは、就職差別につながるおそれがあるとされています。答えにくい質問をされた場合は、学校の就職担当に相談しましょう。

小論文・筆記試験で落ちないコツ

小論文では、「理想の理学療法士像」「チーム医療について」「地域包括ケアの中でのリハ職の役割」などのテーマがよく出されます。採点では、テーマに答えているか、結論がはっきりしているかが重視されます。

  1. 結論を最初に書く「私は〜と考える」と、自分の意見を先に示します。
  2. 理由を2つほど挙げる実習で見た場面など、具体例を入れると説得力が増します。
  3. 反対の意見にも触れる「一方で〜という課題もある」と書くと、考えの深さが伝わります。
  4. 最後にもう一度結論を書く入職後にどう行動したいかにつなげてまとめます。

筆記試験では、解剖学・生理学・運動学などの基礎や、国家試験に近い問題が出ることがあります。国家試験の勉強がそのまま就活の対策にもなるので、早めに過去問に取り組んでおきましょう。

就活で落ちたあとの立て直し方

  1. 落ちた段階を確認する書類、面接、小論文のどこで落ちたかで、見直すポイントが変わります。
  2. 学校の就職担当に相談する書類の添削や模擬面接を受け、第三者の目で改善点を見つけます。不採用の理由を直接聞くことは難しいため、客観的な助言が役立ちます。
  3. 応募先の幅を広げる分野や地域を少し広げると、自分に合う職場が見つかることもあります。訪問リハビリや介護施設なども候補に入れてみましょう。
  4. 国家試験の勉強も続ける就活の結果に関係なく、合格が最優先です。毎日の勉強のリズムは崩さないようにしましょう。

よくある質問

成績が悪いと就活で落ちますか?

成績を見る職場もありますが、それだけで決まることは少ないです。面接での受け答えや、実習で学んだことを話せるかも大きく評価されます。

実習で苦労したことは、面接で話さないほうがいいですか?

話して大丈夫です。苦労した場面から何を学び、どう改善したかまで話せれば、成長できる人として評価されます。

同じ病院に、もう一度応募することはできますか?

追加募集がある場合など、再応募できることもあります。応募の可否は職場によって違うため、募集要項や学校の就職担当に確認しましょう。

就活で落ち続けたら、どうすればいいですか?

一人で抱え込まず、学校の就職担当や先輩に相談しましょう。書類や面接の伝え方を見直すだけで結果が変わることもあります。年明け以降も募集している職場はあります。

見学に行かずに応募すると落ちやすいですか?

見学が必須ではない職場もありますが、見学に行くと志望動機が具体的になり、面接でも話しやすくなります。遠方などで難しい場合は、オンライン説明会や電話での質問を活用しましょう。

履歴書は手書きとパソコン、どちらが有利ですか?

どちらが有利ということはありません。募集要項で指定があればそれに従いましょう。どちらの場合も、誤字脱字がないか、志望動機がその職場に合った内容になっているかを、提出前に必ず確認することが大切です。

この記事のまとめ
  • PT・OTでも、人気の職場では就活で落ちることがある
  • 落ちる原因で多いのは、「なぜこの職場なのか」が伝わらないこと
  • 志望動機と自己PRには、見学や実習で見たこと・したことを入れる
  • 適性や能力に関係のない質問は、就職差別につながるおそれがあるとされている
  • 落ちたら段階を確認し、学校の就職担当と一緒に改善する
引用・出典(公的機関)

※2026年10月時点で確認した情報です。制度は改定されるため、算定・運用の際は最新の通知・Q&Aと指定権者(都道府県・市町村)の案内をご確認ください。

採用・管理・運営指導など学びたい人向け

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