在宅医療のおすすめ本12選|報酬・薬剤師・看護・小児別に紹介

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「在宅医療の報酬のしくみを基礎から学びたい」「訪問看護や小児の在宅医療の本を探している」——在宅医療に関わる職種は、医師・看護師・薬剤師・リハビリ職・事務職と幅広く、必要な知識も立場によって違います。そのため、本を選ぶときに何から読めばいいか迷う人も多いでしょう。

この記事では、在宅医療のおすすめの本12冊を、報酬・薬剤師・看護・小児・全般の5つのジャンル別に理学療法士の目線で紹介します。立場別の選び方や、制度の本を読むときの注意点もあわせて解説します。

この記事でわかること
  • 在宅医療の本を選ぶときのポイント
  • 立場・目的別に読みたい在宅医療の本
  • 報酬算定・薬剤師・訪問看護・小児・全般のおすすめ本12選
  • 制度や報酬の本を読むときの注意点
目次

在宅医療の本を選ぶときの3つのポイント

在宅医療の本は数が多いため、次の3つのポイントで選ぶと失敗しにくくなります。

  • 自分の立場に合っているか:医師・看護師・薬剤師・リハビリ職・事務職のどの読者を想定した本か
  • 入門か実践か:これから在宅医療を始める人向けか、すでに経験がある人向けか
  • 報酬・制度の本は改定年度が新しいか:診療報酬・介護報酬は改定で内容が変わるため、何年度の改定に対応した版かを確認する
新人PT
新人PT

在宅医療の本は、医師や看護師向けばかりだと思っていました。

ベテランPT
ベテランPT

職種ごとの本もあるけど、多職種連携や報酬のしくみは職種を問わず役に立つよ。リハビリ職も、ほかの職種が何をしているかを知ると連携しやすくなるんだ。

立場・目的別|在宅医療のおすすめ本の早見表

紹介する12冊を、立場と目的ごとに整理します。

ジャンル本向いている人
報酬・事務たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル 第8版報酬算定を詳しく調べたい人
たんぽぽ先生から学ぶ 在宅医療報酬算定ビギナーズ報酬算定を初めて学ぶ人
訪問看護師のための診療報酬&介護報酬ポイントBOOK訪問看護の報酬を学ぶ人
薬剤師薬剤師、在宅へ行く。在宅訪問を始める薬剤師
薬剤師が知らない在宅医療の世界在宅医療の全体像を知りたい薬剤師
看護現場で役立つ よくわかる訪問看護訪問看護を始める看護師
ナースのためのやさしくわかる訪問看護経験の浅い・ブランクのある看護師
小児みんなでできる 医療的ケア児サポートBOOK医療的ケア児に関わるすべての職種
医療的ケア児・者 在宅医療マニュアル医療的ケアの手技を学びたい人
在宅医療が必要な子どものためのケアテキストQ&A支援者と家族
全般在宅医療 たんぽぽ先生の 実践! 多職種連携多職種連携を学びたい人
在宅医療の道しるべ在宅医療の全体像を知りたい人

報酬・事務|在宅医療の報酬算定がわかる本

在宅医療の報酬は、医療保険と介護保険が関わり、しくみが複雑です。事務職だけでなく、現場の職種も基本を押さえておくと役立ちます。

たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル 第8版

在宅医療の報酬算定で注意すべきポイントを網羅した本で、第8版は2024年度の診療・介護報酬改定に対応しています。制度の基礎知識から、在宅医療の診療報酬、高齢者施設の入所者への在宅医療、訪問看護、訪問リハビリテーションの報酬までを扱っています。手元に置いて調べる使い方に向いています。

たんぽぽ先生から学ぶ 在宅医療報酬算定ビギナーズ 改訂3版

在宅医療の報酬算定を初めて学ぶ人向けの本です。改訂3版は2024年度の診療報酬改定に対応しています。「全国在宅医療テスト」ビギナー版の公式テキストで、章末問題も付いています。在宅クリニックや訪問看護ステーションの新入職員の研修にも使いやすい一冊です。

動画でまるっとわかる!訪問看護師のための診療報酬&介護報酬ポイントBOOK

訪問看護師が押さえておきたい診療報酬と介護報酬のポイントをまとめた本です。全項目にQRコードの動画解説が付いており、文章だけではわかりにくい算定のしくみを動画で確認できます。

薬剤師|在宅訪問を始める人の本

薬剤師、在宅へ行く。

患者宅への訪問から薬剤管理、患者のサポート、看取りへの備えまで、在宅医療で起こるさまざまな課題を、現場の薬剤師が経験した45の事例をまじえて解説した本です。巻末には臨床検査値と病態の付録もあります。

薬剤師が知らない在宅医療の世界

薬局・薬剤師が地域の医療チームの一員として在宅医療に関わるための考え方をまとめた本です。在宅医療をめぐる環境の変化、薬局・薬剤師への期待と課題、医療現場の人間模様を扱っています。

看護|訪問看護を始める人の本

現場で役立つ よくわかる訪問看護

訪問看護に必要な知識を基礎から網羅した実践ガイドです。訪問看護ならではの作法から、在宅での医療技術、生活を看るアセスメント、家族とのコミュニケーション、緊急時の対応までを、写真とイラストで解説しています。病院から訪問看護に移ったばかりの人の最初の一冊に向いています。

ナースのためのやさしくわかる訪問看護

新卒や経験の浅い看護師、ブランクのある看護師に向けて、服装や持ち物からアセスメント、看護技術までをイラストや写真で解説した本です。心疾患や糖尿病、認知症など高齢者に多い疾患のほか、介護予防、災害対策、ターミナルケアまで扱っています。

小児|医療的ケア児の在宅医療の本

「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」では、医療的ケアを人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引その他の医療行為と定め、日常生活と社会生活を営むために恒常的に医療的ケアを受けることが不可欠な児童を「医療的ケア児」としています(第2条)。小児の在宅医療は、医療だけでなく保育・教育・福祉との連携が欠かせない分野です。

みんなでできる 医療的ケア児サポートBOOK

医療的ケア児の支援に関わるすべての人のために、医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、心理士、理学療法士、相談支援専門員などの多職種がつくりあげた本です。職種を問わず知っておきたい知識や基本姿勢、医療的ケアの実践、在宅移行支援、在宅生活の工夫など、支援の全体像を学べます。

医療的ケア児・者 在宅医療マニュアル

医療的ケア児・者の在宅生活を支えてきた診療所の、長年の実践をまとめたマニュアルです。主な手技は動画でもあわせて解説されています。病院とは違う、自宅でのケアの考え方を具体的に学べます。

改訂2版 在宅医療が必要な子どものためのケアテキストQ&A

呼吸ケア、栄養ケア、排泄ケアとスキンケア、循環器ケア、発達を促すケア、リハビリテーション、緊急対応と防災を、Q&A形式で解説した本です。家族といっしょに読めるように、イラストを多く使っています。

全般|在宅医療の全体像と多職種連携を学ぶ本

在宅医療 たんぽぽ先生の 実践! 多職種連携

愛媛県のたんぽぽクリニックの実践を通して、多職種がチームになることで在宅の患者と家族をどこまで支えられるかを紹介した本です。「方針の統一と情報の共有」が多職種連携に欠かせないという考え方や、食支援、人生会議、看取りでの多職種の関わりを扱っています。訪問リハビリのセラピストにもおすすめです。

在宅医のアタマの中が見える! 在宅医療の道しるべ

「生活している人を診る」視点に基づいて、在宅医療の全体像と押さえておきたいポイントを紹介した本です。お金のこと、人材の確保、患者・家族からの質問への対応など、在宅医療を始めるときに戸惑いやすい点を、イラストを交えて解説しています。

新人PT
新人PT

12冊もあると、どれから読めばいいか迷います。

ベテランPT
ベテランPT

まずは自分の職種の入門書を1冊、次に多職種連携の本を1冊読むのがおすすめだよ。報酬の本は、必要になったときに調べられるよう手元に置いておくと便利なんだ。

制度・報酬の本を読むときの注意点

注意

診療報酬・介護報酬の本は、出版後の改定で内容が古くなることがあります。本で全体像をつかんだうえで、実際の算定では厚生労働省の告示・通知や疑義解釈などの最新の資料を確認しましょう。

介護保険の実務の本は介護保険の実務の本の記事で、訪問看護の本は訪問看護のおすすめ本の記事で紹介しています。

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よくある質問

在宅医療を初めて学ぶなら、どの本がおすすめですか?
職種によって異なります。看護師なら訪問看護の入門書、薬剤師なら「薬剤師、在宅へ行く。」、職種を問わず全体像を知りたいなら「在宅医療の道しるべ」や多職種連携の本から読むとよいでしょう。
報酬の本は毎回買い直す必要がありますか?
報酬の具体的な点数や要件は改定で変わるため、算定の実務に使うなら改定に対応した版を選ぶのがおすすめです。しくみを理解する目的なら、少し古い版でも役立つ部分はあります。
リハビリ職におすすめの在宅医療の本はどれですか?
訪問リハビリの報酬も扱う「在宅報酬算定マニュアル」と、多職種連携の本がおすすめです。小児の訪問リハビリに関わる人は、医療的ケア児の本も役立ちます。
医療的ケア児の本は家族が読んでもわかりますか?
紹介した「ケアテキストQ&A」は、家族といっしょに読めるように作られています。ほかの本は支援者向けの内容が中心です。
まとめ
  • 在宅医療の本は、立場・入門か実践か・改定年度の3つで選ぶ
  • 報酬はたんぽぽ先生の算定マニュアルとビギナーズ、訪問看護の報酬はポイントBOOKがわかりやすい
  • 薬剤師・看護・小児はそれぞれの入門書から、全体像は多職種連携や道しるべの本で学べる
  • 医療的ケア児の支援は、医療だけでなく保育・教育・福祉との連携が欠かせない
  • 報酬の本は改定で古くなるため、算定では厚生労働省の最新の資料を確認する

採用・管理・運営指導など学びたい人向け

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