訪問看護ステーションはブラック?ホワイト?特徴と見分け方を徹底解説

訪問看護は在宅医療の拡大に伴い需要が高まっている一方で、働く看護師からは「ブラックなステーションもある」との声も聞かれます。
逆に「家庭と両立しやすいホワイトな職場もある」と評価される事業所もあり、その差は非常に大きいのが実情です。
この記事では、訪問看護ステーションにおけるブラック・ホワイトの特徴をわかりやすく整理し、失敗しない職場選びのポイントを紹介します。
ブラックな訪問看護ステーションの特徴
1. 長時間労働・残業が常態化
訪問件数が過剰に設定されており、1日に7~8件以上を担当させられるケース。記録業務も含めて帰宅が遅くなる傾向があります。
2. オンコールの負担が大きい
夜間・休日のオンコールを断れない、頻繁に呼び出されるのに手当が少ないなど、ワークライフバランスを崩す原因になります。
3. 人員不足による過重労働
スタッフ数が足りず、1人あたりの業務量が多すぎる状況。休暇が取りにくい、急な欠員でシフトが崩れるといった問題も。
4. 給与や手当が不透明
残業代が出ない、オンコール手当が極端に低いなど、労務管理が曖昧なケースは要注意です。
5. 教育・サポート体制がない
新人研修やOJTがほとんどなく「いきなり一人で訪問に行かされる」という状況は、ブラック体質の典型です。
ホワイトな訪問看護ステーションの特徴
1. 訪問件数が適正
1日4~5件程度に設定され、記録も業務時間内に終えられる環境。残業が少なく、定時で帰れる日が多いです。
2. オンコール体制が整っている
スタッフで持ち回りし、件数も多くない。緊急訪問の際には十分な手当が支給されます。
3. スタッフ数に余裕がある
休暇を取りやすく、シフト調整もしやすい。急な欠勤が出てもチームでカバーできる環境です。
4. 給与体系が明確
基本給、訪問手当、オンコール手当などがしっかり明記され、納得感のある給与設計になっています。
5. 教育制度やサポートが充実
同行訪問や研修があり、ブランクがあっても安心して働けます。スタッフ間の相談体制が整っているのもホワイトの特徴です。
ブラックかホワイトかを見分けるポイント
- 1日の訪問件数(4~5件程度が目安。多すぎる場合は注意)
- オンコールの頻度と手当(回数が多く、手当が低い場合はブラック寄り)
- 教育体制の有無(同行訪問や研修があるか確認)
- 給与体系の明確さ(曖昧な場合は要注意)
- スタッフ数と離職率(人の出入りが激しい職場は危険信号)
ブラックを避けてホワイトな職場に出会うコツ
- 面接時に 1日の訪問件数・オンコールの実態 を具体的に質問する
- 労務管理(残業代・手当) について確認する
- 離職率や勤続年数 をチェックする
- 求人票だけでなく 実際に働いている人の声 をリサーチする
- 転職エージェントを通じて 内部情報 を集めるのも有効
まとめ
訪問看護ステーションには、残業やオンコールが多くスタッフに負担をかける ブラックな職場 もあれば、勤務体制や教育制度が整い働きやすい ホワイトな職場 も存在します。
- ブラックの特徴:過剰な訪問件数、オンコール負担、人員不足、給与不透明、教育体制なし
- ホワイトの特徴:適正件数、オンコール整備、余裕のある人員、明確な給与体系、研修制度あり
転職を検討する際は、求人情報だけでなく内部事情をしっかり確認し、自分のライフスタイルや働き方に合ったホワイトな職場を選ぶことが大切です。