訪問リハビリは3か月に1回受診が必要なのか?

「訪問リハビリは3か月に1回訪問リハビリ事業所への受診が必要なの?」
このような疑問に答える記事です。
訪問リハビリテーションを利用したいけど、今のかかりつけ医(主治医)の受診も大変な上で、訪問リハビリを提供する事業所の医師の診察を受ける必要があるなら、大変だなぁと感じる人もいるはずです。
この記事では下記のことがわかります。
- 訪問リハビリの3ヶ月に1回の受診は必要なのか?
- 訪問リハビリを受けるための診察頻度
では、わかりやすく解説をしていきます。
訪問リハビリは3か月に1回受診が必要なのか?
訪問リハビリテーションは原則、訪問リハビリテーション事業所の医師の診療を3ヶ月に1回実施することが勧められています。
訪問リハ事業所の医師が利用者を直接診ることで、医師とリハビリ専門職が連携して質の高いリハビリを提供できると言われています。

しかし、他の医療機関にかかりつけ医がいたりして、訪問リハビリテーション事業所の医師の受診が大変な場合もあると思います。
そのような場合は、訪問リハ事業所の医師の診療なしでも訪問リハビリを利用することができます。

訪問リハビリの2つのパターンの方法をまとめると下記の表の通りです。
事業所の医師の診療あり | 事業所の医師の診療なし | |
---|---|---|
事業所の医師の診察頻度 | 3ヶ月に1回 | なし |
別の医療機関方の情報提供 | なし | 3ヶ月に1回 |
リハビリの質 | 事業所の医師と連携のため高い | |
料金 | 500円/20分間安い |
事業所の医師の診療がある方が訪問リハビリテーションの料金は20分間あたり500円増えます。
受け取り方次第では、「わざわざ3ヶ月に1回訪問リハビリ事業所の医師の診療を受けに行ったのに、毎回の訪問リハビリの料金が高くなってしまう。」と捉えることもできます。
国は事業所の医師とセラピストの連携が大切としており、その連携ができていない場合は減算(訪問リハ計画診療未実施減算)するというシステムとなっています。
ですので、訪問リハビリ事業所としては高い料金を算定ができるように、事業所の医師とセラピストが連携をしっかりとって、質の高い訪問リハビリを提供しなければ、利用者さんは訪問リハビリ事業所の診療を受けに来てくれなくなってしまうかもしれませんね。
少なからず、訪問リハビリ事業所の医師の診療がなくても訪問リハビリは受けることができますので、嘘をついている事業所は見破りましょう。