介護保険のリハビリの種類は何があるのか？

「介護保険のリハビリの種類は何があるの？」

「退院してから受けることができるリハビリってどんな種類があるの？」

このような疑問に答える記事です。

この記事では下記のことがわかります。

それでは、解説していきます。

医療保険より介護保険が優先される

『要介護１・２・３・４・５』、『要支援１・２』などの介護認定を受けている人は、医療保険のリハビリより介護保険のリハビリが優先されるというルールがあります。

何かしらの病気や怪我が発症（受傷）して、入院した場合は入院中は医療保険でのリハビリを受けることができますが、退院した後は原則、介護保険のリハビリが優先されます。

昔はたくさんの時間リハビリを受けることができていましたが、昨今、高齢化社会となりリハビリの制限をしなければ、リハビリ難民が生まれてしまう事態になってしまっています。

ですので、退院後の生活期リハビリテーションでは、医療保険のリハビリは基本的には受けることができないという制度になっています。

介護保険のリハビリの種類

介護保険のリハビリの種類は下記のようなものがあります。

それぞれについて説明します。

通所リハビリテーション（デイケア）

病院・診療所、介護老人保健施設、介護医療院で実施される通いのリハビリです。

事業所には医師がいることが特徴的です。

通所介護（デイサービス）での機能訓練

デイサービスに通って行う機能訓練（リハビリ）です。

医師が施設にはいないので、正式にはリハビリではなく、機能訓練という位置付けです。

最近ではリハビリ専門職（PT、OT、ST）がいるデイサービスも増えています。

訪問リハビリテーション

病院・診療所、介護老人保健施設、介護医療院からリハビリ専門職（PT、OT、ST）が利用者の自宅に訪問してリハビリを実施するサービスです。

自宅で個別で実施することができのが特徴的です。

生活期のリハビリの中ではマンツーマンでは長い時間できるのが特徴的です。

訪問看護からのリハビリ

訪問看護ステーションからリハビリ専門職（PT、OT、ST）が利用者の自宅に訪問してリハビリを実施するサービスです。

制度上は訪問看護という位置付けです。

訪問リハビリテーションと同様に自宅で個別で実施することができのが特徴的です。

介護老人保健施設（入所）でのリハビリ

介護老人保健施設の入所も生活期の位置付けです。

介護老人保健施設で入所している人にもリハビリ専門職（PT、OT、ST）によるリハビリが受けられます。

制度上は、介護老人保健施設は自宅復帰を目指す施設です。

介護医療院（入所）でのリハビリ

介護医療院の入所も生活期の位置付けです。

介護医療院で入所している人にもリハビリ専門職（PT、OT、ST）によるリハビリが受けられます。

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