訪問リハビリや訪問看護ではどんなセクハラがある!?対策も紹介

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訪問リハビリや訪問看護の現場では、患者やその家族からのセクシュアルハラスメント(セクハラ)が問題になることがあります。

セクハラは看護師やリハビリスタッフの精神的な負担を増やし、業務継続が困難になる要因にもなり得ます。

ここでは、訪問リハビリや訪問看護において発生しやすいセクハラの種類について詳しく解説します。

目次

訪問リハビリや訪問看護であるセクハラの種類

訪問リハビリや訪問看護であるセクハラの種類は下記のようなものがあります。

言葉によるセクハラ

言葉によるセクハラは、訪問リハビリや訪問看護の現場で比較的頻繁に発生する問題の一つです。患者やその家族が、無意識のうちに、あるいは意図的に、不適切な発言をすることがあります。

  • 性的な冗談や不適切な発言
    「若くて綺麗だね」「こんな可愛い子に看てもらえるなんて嬉しいよ」などの発言が、スタッフにとって不快に感じられることがあります。冗談のつもりでも、相手にとっては精神的な負担となることがあります。
  • プライベートに踏み込んだ質問
    「彼氏いるの?」「結婚しないの?」といった個人的な質問は、訪問看護師やリハビリスタッフが仕事をする上で必要のないものです。特に、繰り返し聞かれる場合はストレスの原因になります。
  • 性的な意味を含む発言や褒め言葉
    「スタイルがいいね」「ナース服が似合ってるね」といった言葉も、不適切な発言に該当する場合があります。表面的には褒め言葉のように聞こえますが、スタッフが不快に感じる可能性があります。

身体的接触によるセクハラ

訪問リハビリや訪問看護の現場では、患者の身体に触れる機会が多いため、不適切な身体接触が問題になることがあります。

  • リハビリ中の不適切な身体接触
    リハビリの支援中に、患者が必要以上にスタッフの手を握る、腕を組むといった行動をとることがあります。また、介助を口実にスタッフの身体に触れようとするケースもあります。
  • 患者がわざと手を握る、抱きつく、触るなどの行為
    看護師やリハビリスタッフが、患者の身体を支える際に、不必要に手を握られる、抱きつかれる、腰や肩を触られるといった行動が発生することがあります。
  • 訪問時に不自然に近づいてくる、肩や腰に触れる
    訪問時に、不自然に接近してくる患者や家族がいることもあります。肩や腰を触る、身体を密着させるなどの行為は明確なセクハラに該当します。

視覚的なセクハラ

視覚的なセクハラは、言葉や身体的接触に比べて見逃されがちですが、現場では少なくありません。

  • 患者がわざと露出度の高い服を着る
    特に男性患者の場合、上半身裸でいることが多かったり、下着姿で対応するなど、スタッフが不快に感じる状況を意図的に作ることがあります。
  • 不適切な映像や写真を見せる
    訪問看護やリハビリの最中に、ポルノ雑誌や卑猥な映像を見せる患者もいます。これは、スタッフの職務環境を著しく悪化させる要因となります。

ストーカー・執拗な連絡によるセクハラ

患者やその家族が、スタッフに対して過剰な興味を持ち、ストーカー行為に及ぶこともあります。

  • 自宅に待ち伏せされる、SNSで追跡される
    訪問スケジュールを把握した患者が、自宅付近で待ち伏せする、SNSで名前を調べてメッセージを送るといった行動は、深刻なセクハラ行為となります。
  • 個人的な連絡先を聞かれる
    「連絡先を教えて」と執拗に迫られるケースがあります。業務用の連絡先とは別に、プライベートな連絡を求められることは、セクハラの一種です。
  • 業務時間外に執拗に連絡される
    訪問時間外にも電話やメッセージを送ってくる患者がいる場合、明らかに業務の範囲を超えています。

訪問リハビリや訪問看護でのセクハラ対策

訪問リハビリや訪問看護でのセクハラ対策を紹介します。

セクハラを未然に防ぐ環境づくり

  • ユニフォームを工夫し、不必要な肌の露出を避ける
    清潔感のある服装を保ちつつ、肌の露出を避けることで不適切な視線を防ぐことができます。
  • 一人での訪問を避け、同行訪問を増やす
    危険なケースでは、可能な限り複数人で訪問することを検討しましょう。

セクハラが発生した際の対応方法

  • 毅然とした態度で拒否の意思を示す
    「そのような発言は困ります」と明確に伝えることが大切です。
  • 証拠を記録する
    発言や行動の内容をメモしておき、証拠を残しましょう。
  • 上司や施設の管理者に報告する
    早めに相談することで、適切な対応が取りやすくなります。

法的措置や相談機関の活用

  • 施設のハラスメント対策マニュアルを活用
    事業所ごとにハラスメント対策のマニュアルがある場合は、すぐに確認しましょう。
  • 労働基準監督署やハラスメント相談窓口を活用
    法的な対応が必要な場合、専門機関への相談が有効です。
  • 警察や弁護士に相談
    悪質な場合は、警察や弁護士に相談し、法的手続きを取ることが必要です。

メンタルケアと心の負担を減らす方法

  • 同僚や上司と相談する
    セクハラ被害を一人で抱え込まず、周囲に相談することが重要です。
  • セクハラ対策の研修を受ける
    研修を受けることで、適切な対応を学ぶことができます。

まとめ

訪問リハビリや訪問看護では、様々なセクハラのリスクがあります。

言葉・身体的接触・視覚的・ストーカー行為など、種類ごとに適切な対策を行い、未然に防ぐことが重要です。

また、毅然とした対応や記録・報告を徹底し、必要に応じて法的措置を取ることが求められます。

最後に、メンタルケアを怠らず、チームで支え合いながら安全な業務環境を作ることが大切です。

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