理学療法士の就職先おすすめ10選|特徴と選び方を解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

理学療法士の就職先は、病院だけではありません。急性期・回復期の病院、クリニック、介護老人保健施設、訪問リハビリ・訪問看護、デイサービス、小児の療育施設、行政、養成校、企業など、医療・介護・福祉・教育・産業の幅広い分野に広がっています。

選択肢が多いぶん、「新卒ではどこを選ぶべき?」「自分に合う職場はどこ?」と迷う人も多いはずです。この記事では、理学療法士のおすすめの就職先を10の職場に分けて、仕事内容・身につくスキル・向いている人を整理し、選び方のポイントまで解説します。

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

この記事でわかること
  • 理学療法士の主な就職先10か所と、それぞれの特徴
  • 職場ごとに身につくスキルと、向いている人
  • 新卒・転職それぞれの就職先の選び方
  • 見学・面接で確認したいポイント
  • キャリアの組み立て方の例
目次

理学療法士の就職先は大きく5つの分野

分野主な就職先
医療急性期病院、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟、クリニック(診療所)
介護介護老人保健施設、通所リハビリ、訪問リハビリ、訪問看護ステーション、デイサービス・特養(機能訓練指導員)
福祉児童発達支援、放課後等デイサービス、療育センター、障害者支援施設
行政・教育都道府県・市町村(公務員)、養成校(大学・専門学校)
産業・スポーツ福祉用具・医療機器メーカー、健康関連企業、スポーツチーム

令和8年の第61回理学療法士国家試験では、約1.1万人が合格しました。厚生労働省の需給推計では、PT・OTの供給はすでに需要を上回る見通しが示されており、「どこで、どんな力を身につけるか」を考えて就職先を選ぶことが、以前より大切になっています。

新人PT
新人PT

病院以外にも、こんなに就職先があるんですね。

ベテランPT
ベテランPT

そうだよ。ただ、職場によって身につく力がまったく違う。最初の職場で何を学ぶかは、その後のキャリアに大きく影響するから、それぞれの特徴を知っておこう。

理学療法士のおすすめの就職先10選と特徴

1. 急性期病院

手術直後や発症直後の患者さんに、早期からリハビリを行います。全身状態の変化が大きいため、リスク管理や疾患の知識が身につきます。入院期間が短く、担当患者さんの入れ替わりが早いのが特徴です。医師・看護師との連携が多く、チーム医療を学べます。

2. 回復期リハビリテーション病棟

脳卒中や大腿骨骨折などの患者さんに、自宅復帰を目標に集中的なリハビリを行います。1人の患者さんを数か月かけて担当し、ADLの改善と退院支援まで関わります。新卒で基礎を身につける場として人気があります。

3. 療養病棟・生活期の病院

長期の療養が必要な患者さんに、機能の維持や拘縮予防、離床などを行います。急性期・回復期と比べると変化はゆるやかですが、終末期や重度の人への関わり方を学べます。

4. クリニック(整形外科など)

外来のリハビリが中心で、運動器疾患やスポーツ障害の患者さんが多い職場です。徒手療法や運動療法の技術を磨きたい人に向いています。一方で、病棟がないため、重症者や脳血管疾患の経験は積みにくくなります。

5. 介護老人保健施設(老健)

在宅復帰を目指す施設で、入所者のリハビリや、併設の通所リハビリ・訪問リハビリを担当することもあります。医療と介護の中間に位置し、在宅復帰支援や多職種連携を学べます。

6. 訪問リハビリ

利用者の自宅を訪問して、生活の場でリハビリを行います。住環境の調整、福祉用具の選定、家族への指導など、「生活を見る力」が身につきます。一人で訪問して判断する場面が多いため、ある程度の臨床経験を積んでから転職する人が多い分野です。

7. 訪問看護ステーション

看護業務の一環として、PT・OT・STが利用者の自宅を訪問します。看護師と連携しながら、医療的なケアが必要な人や終末期の人にも関わります。事業所数が多く、求人も見つけやすい分野です。

8. デイサービス・特別養護老人ホーム(機能訓練指導員)

通所介護や特養では、機能訓練指導員として個別の機能訓練計画を作り、訓練を行います。リハ職が自分一人だけという職場も多く、相談できる同職種がいない点には注意が必要です。

9. 小児分野(療育・発達支援)

児童発達支援や放課後等デイサービス、療育センターなどで、障害や発達の遅れのある子どもに関わります。運動発達の知識に加え、家族支援や学校との連携が求められます。小児分野の求人は成人分野に比べて少ない傾向があります。

10. 行政・養成校・企業など

都道府県・市町村の公務員として、介護予防や地域包括ケアの事業に関わる道もあります。養成校の教員になるには、免許取得後一定年数の臨床経験が求められます。福祉用具・医療機器メーカーや健康関連企業で、専門知識を生かして働く人もいます。

新人PT
新人PT

どこも魅力がありますね…。最初はどこを選ぶのがいいんでしょうか?

ベテランPT
ベテランPT

正解は一つじゃないけど、「最初の数年で何を身につけたいか」から考えるといいよ。次で、選び方のポイントを整理しよう。

就職先ごとに身につくスキルと向いている人

就職先身につきやすいスキル向いている人
急性期病院リスク管理、疾患の知識、早期離床医学的な知識を深めたい人、変化の早い環境が好きな人
回復期ADL訓練、評価、退院支援1人の患者さんにじっくり関わりたい人
クリニック運動器の評価・徒手療法整形外科・スポーツ分野を極めたい人
老健在宅復帰支援、多職種連携医療と介護の両方を経験したい人
訪問リハビリ・訪問看護生活の評価、環境調整、家族指導生活に密着したリハビリをしたい人、自分で判断して動ける人
デイサービス・特養機能訓練計画、介護職との連携介護の現場で働きたい人、ワークライフバランスを重視する人
小児分野発達の評価、家族支援子どもと関わりたい人

理学療法士の就職先の選び方

新卒の場合

  1. 教育体制を最優先で確認するプリセプター制度、症例検討、同職種の先輩の人数など、学べる環境があるかを確認します。
  2. 経験できる疾患の幅を見る脳血管・運動器・呼吸器・心大血管など、どの分野の患者さんを担当できるかを確認します。
  3. 将来の方向性とつなげる将来訪問リハビリで働きたいなら回復期、スポーツ分野なら整形外科など、ゴールから逆算して選びます。

転職の場合

  • 経験を生かせるか:これまでの経験が評価される職場か、新しい分野に挑戦する職場か
  • 働き方の条件:給与、休日、残業、オンコール、通勤時間など
  • 職場の体制:リハ職の人数、管理者の方針、教育や相談の体制
  • キャリアの見通し:主任・管理者などへの昇進の道や、資格取得の支援があるか

給与の高い職場を知りたい人は、関連記事「理学療法士の給料高い職場とは?」も参考にしてください。

見学・面接で確認したいポイント

確認すること質問の例
教育体制「新人はどのような流れで担当を持ちますか?」「症例検討や勉強会はありますか?」
業務量「1日に何単位(何件)担当することが多いですか?」「残業は月にどのくらいですか?」
職場の雰囲気「リハ職の人数と年齢構成は?」「他職種との連携はどのように行っていますか?」
労働条件「業務内容や就業場所の変更の範囲はどこまでですか?」

2024年4月から、労働条件を明示するときに「就業場所・業務の変更の範囲」も示すことが求められるようになりました。法人内で病院から訪問リハビリへ異動する可能性があるかなど、入職前に書面で確認しておきましょう。

キャリアの組み立て方の例【実践編】

目指す方向キャリアの例
在宅リハビリのスペシャリスト回復期病院(3〜5年)→ 訪問リハビリ → 管理者
運動器・スポーツ整形外科クリニック → スポーツチームのトレーナー兼務
地域・行政病院・老健 → 地域包括ケアの事業 → 行政職
教育・研究急性期病院+大学院 → 養成校の教員

どの道を選ぶにしても、最初の職場で臨床の基礎をしっかり身につけることが、その後の選択肢を広げます。転職を考えるときは、複数の求人を比べて、条件や職場の体制を確認しましょう。

\ 訪問リハの求人を探すなら /

PT・OT・ST専門の転職支援サービス「レバウェルリハビリ」

  • リハビリ職に特化した求人紹介サービス
  • 訪問リハ・通所リハなど在宅領域の求人も探せる
  • 希望条件を伝えて求人を提案してもらえる
レバウェルリハビリ

\ まずは求人をチェック /

レバウェルリハビリの公式サイトを見る ▶

※サービス内容・求人は時期により変わります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

新卒で訪問リハビリに就職するのはありですか?

制度上は可能ですが、一人で訪問して判断する場面が多いため、同行訪問や相談の体制が整った事業所を選ぶことが大切です。詳しくは関連記事「訪問リハビリは何年目から働ける?」をご覧ください。

病院と介護施設、どちらに就職するのがいいですか?

疾患の知識やリスク管理を身につけたいなら病院、生活に近いリハビリや多職種連携を学びたいなら介護施設が向いています。将来どの分野で働きたいかから逆算して選ぶのがおすすめです。

理学療法士の求人はどこで探せばいいですか?

養成校の求人票、ハローワーク、職場のホームページ、リハビリ職専門の転職支援サービスなどがあります。複数の方法を組み合わせて、条件を比べると選びやすくなります。

公務員の理学療法士になるにはどうすればいいですか?

都道府県や市町村、公立病院などが行う採用試験を受けます。募集は毎年あるとは限らないため、希望する自治体の採用情報を定期的に確認しましょう。メリット・デメリットは関連記事で解説しています。

まとめ
  • 理学療法士の就職先は医療・介護・福祉・行政教育・産業の5分野に広がっている
  • 急性期はリスク管理、回復期はADLと退院支援、訪問は生活を見る力が身につく
  • 新卒は教育体制と経験できる疾患の幅、転職は経験の生かし方と働き方の条件で選ぶ
  • 見学・面接では業務量・教育・就業場所や業務の変更の範囲まで確認する
  • 最初の職場で臨床の基礎を固めることが、その後の選択肢を広げる
引用・出典(公的機関)

※2026年10月時点で確認した情報です。制度は改定されるため、算定・運用の際は最新の通知・Q&Aと指定権者(都道府県・市町村)の案内をご確認ください。

採用・管理・運営指導など学びたい人向け

\リハウルフのおすすめのnoteはこちら/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次