訪問リハビリや訪問看護における地震対策とは?おすすめアイテムも紹介

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日本は世界有数の地震大国であり、いつ大規模な地震が発生してもおかしくありません。

特に、訪問リハビリや訪問看護の現場では、患者や利用者の安全を確保するための対策が求められます。

本記事では、訪問リハビリ・訪問看護における地震対策を詳しく解説し、役立つ防災グッズも紹介します。

目次

日本は地震大国でいつ地震が起きるかわからない

日本は、世界の地震の約10%が発生する地震大国であり、過去にも阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)など、多くの大規模地震が発生してきました。

特に訪問リハビリや訪問看護の現場では、施設とは異なり、各利用者の自宅が勤務場所となるため、地震発生時の対応が難しくなります。訪問先によって避難ルートや安全対策が異なるため、事前の準備が極めて重要です。

また、厚生労働省や自治体も訪問看護・訪問リハビリにおける防災対策を推奨しており、各事業所での地震対策の準備と訓練が求められています。 では、具体的にどのような対策を講じるべきか、5つのポイントを解説します。

訪問リハビリや訪問看護における地震対策5選

代表的な訪問リハビリや訪問看護における地震対策を紹介します。

参考にしていただき、事業所で活かしてください。

1. 地震発生時の対応マニュアルを作成・周知する

訪問看護・訪問リハビリのスタッフが、地震発生時に迅速かつ適切に行動できるよう、事業所ごとに対応マニュアルを作成し、定期的に共有・訓練を行うことが大切です。

主なマニュアルの内容:

  • 訪問中に地震が発生した場合の初動対応
  • 利用者の安全確保の手順
  • 連絡体制の確立(スタッフ間・利用者家族との連携方法)
  • 事業所への避難報告と安否確認手順

実際の地震を想定した訓練を行い、スタッフ全員が迅速に対応できるようにすることが重要です。

2. 患者や利用者の安全確保を最優先する体制を整える

訪問先では、利用者が要介護者や高齢者であることが多く、自力で避難が難しいケースが多いため、利用者の安全を確保するための体制が必要です。

対策として、以下を準備しましょう:

  • 利用者ごとの避難支援計画を作成(家族・地域の支援体制を確認)
  • 家具の転倒防止対策を推奨(必要に応じてアドバイス)
  • 地震発生時の声かけマニュアルを用意(利用者を落ち着かせるため)

3. 緊急連絡手段の確保(モバイルバッテリーや無線機の準備)

地震発生時は、携帯電話の回線が混雑し、通話やインターネット通信が困難になることがあります。そのため、以下のような代替手段を準備しておくと安心です。

  • モバイルバッテリーの常備(スマホの電池切れ対策)
  • **無線機(トランシーバー)**を事業所に配備し、スタッフ間の通信手段を確保
  • SNSやアプリ(LINE、Twitter)を活用した安否確認

4. 避難ルートや避難場所を事前に確認しておく

訪問先によって避難ルートや避難場所が異なるため、事前に自治体の防災マップを確認し、各利用者の避難先を把握しておくことが重要です。

  • 訪問先ごとに最寄りの避難所を確認する
  • 徒歩圏内で安全に避難できるルートを把握する
  • 避難時に利用者を安全に誘導する方法を検討する

5. 災害用の医療・介護用品を備蓄する

訪問時に万が一地震が発生し、移動が困難になった場合に備えて、最低限の医療・介護用品を携帯することが望ましいです。

  • 簡易包帯や消毒液(怪我の応急処置用)
  • オムツ・防水シート(排泄ケアが必要な利用者用)
  • 常備薬・救急セット(利用者の持病に対応できるように)

訪問リハビリや訪問看護における地震対策おすすめグッズ

訪問リハビリや訪問看護における地震対策のおすすめグッズを紹介します。

1. 非常用持ち出しバッグ(医療・介護用品入り)

訪問先での地震発生時に備え、最低限の医療・介護用品が入った非常用バッグを準備しましょう。

訪問車1台に1つ置いておくと安心です。

2. ポータブル電源・モバイルバッテリー

停電時でもスマホや医療機器を使用できるよう、ポータブル電源や大容量モバイルバッテリーを常備しましょう。

3. 防災ラジオ(手回し発電・ソーラー充電対応)

インターネットや携帯回線が使えなくなった場合でも、災害情報を得られる手回し発電・ソーラー充電対応の防災ラジオが役立ちます。

4. 非常食・飲料水(長期保存可能なもの)

訪問中に被災した際、避難所や事業所に戻れない場合に備え、長期保存が可能な非常食・飲料水を用意しておきましょう。

5. ヘルメット・防災頭巾(訪問中の安全確保)

訪問先の状況に応じて、ヘルメットや防災頭巾を持参すると、地震発生時の安全対策に役立ちます。

まとめ

訪問リハビリや訪問看護において、地震発生時の安全対策は欠かせません。 

事前のマニュアル作成、避難ルートの確認、緊急時の連絡手段の確保などを徹底することで、利用者の安全を守ることができます。

さらに、必要な防災グッズを準備し、スタッフ全員で訓練を行うことで、有事の際にも冷静に対応できる体制を整えましょう。

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