【学生向け】理学療法士の病院見学で質問すべきこと5選

理学療法士を目指す学生にとって、病院見学は非常に重要な機会です。
実際の職場環境や業務内容を直接確認できるだけでなく、働く理学療法士の雰囲気や病院の特徴を肌で感じることができます。
しかし、見学に行くだけではなく、事前に「何を見て」「何を質問するか」をしっかり準備することが大切です。
適切なポイントを押さえた質問をすることで、就職先を選ぶ際の判断材料を増やし、将来のキャリアをより良いものにすることができます。
本記事では、病院見学で確認すべきポイントと、必ず聞いておきたい質問を5つ紹介します。
理学療法士の病院見学で見るべき4つのポイント
病院見学では、ただ施設を見学するだけではなく、働く環境や治療の進め方、スタッフの関係性などを細かくチェックすることが重要です。ここでは、見学時に特に注目すべき4つのポイントを解説します。
1. 理学療法士の働く環境とチームの雰囲気
病院ごとに理学療法士の働き方やチームの雰囲気は大きく異なります。
見学時には、スタッフ同士のコミュニケーションが活発かどうか、後輩への指導がしっかり行われているか、患者との接し方はどうかといった点を観察しましょう。
特に新人理学療法士に対するサポート体制は、働きやすさに直結する要素です。
先輩スタッフが丁寧に指導している環境であれば、安心してスキルを磨くことができます。
2. 患者層とリハビリの対象疾患
病院によって対象とする患者層が異なります。急性期病院では術後や外傷後のリハビリが多く、回復期リハビリ病院では脳卒中や整形外科疾患の患者が中心になります。一方、維持期や介護施設では長期的なリハビリが求められます。どの分野に興味があるかを考えながら、自分に合った職場かどうかを見極めることが重要です。
3. 使用しているリハビリ機器や治療技術
病院ごとに導入しているリハビリ機器や治療技術は異なります。例えば、歩行分析装置やロボットリハビリ機器などを活用している病院もあれば、徒手療法を中心に行う病院もあります。自分がどのような治療法を学びたいのかを考えながら、設備や技術レベルを確認しましょう。
4. 勤務体制や労働環境
勤務時間、残業の有無、休日の取りやすさなども重要なポイントです。病院の中には、リハビリ業務が忙しく長時間労働になりがちなところもあります。見学の際には、スタッフの働く姿勢や表情から、職場の雰囲気や労働環境を感じ取ることができます。見学後に質問をする際、具体的な勤務時間や残業の有無などを確認すると、より現実的な働き方が見えてきます。
理学療法士の病院見学で質問すべきこと5選とその理由
病院見学の際には、質問を積極的に行うことで、働き方や職場のリアルな情報を得ることができます。
ただし、何でも聞けば良いわけではなく、具体的な質問を用意することが大切です。
ここでは、病院見学で聞いておくべき5つの質問と、その理由を解説します。
1. 新人研修や教育体制について
質問例:「新人教育のプログラムはどのようなものがありますか?」
新人の育成方針は病院によって異なります。マニュアルに沿った教育プログラムが整っている病院もあれば、OJT(先輩による直接指導)中心の病院もあります。しっかりとした研修がある職場では、基礎から学ぶことができるため、スムーズに業務に適応しやすくなります。特に、新卒での就職を考えている場合、教育体制は非常に重要なポイントです。
2. 1日の業務スケジュールについて
質問例:「理学療法士の1日のスケジュールはどのような流れですか?」
働き方を具体的にイメージするために、1日の業務スケジュールを聞いておくことが大切です。患者対応の時間だけでなく、カンファレンスや記録業務、勉強会などの時間の配分を知ることで、自分にとって働きやすい職場かどうかを判断できます。
3. 配属部署の希望は考慮されるか
質問例:「配属される診療科や病棟は希望を考慮してもらえますか?」
理学療法士として働く上で、どの分野に関わるかはキャリアに大きく影響します。自分が興味のある分野で経験を積めるかどうかを確認することは重要です。また、異動の頻度や他部署へのローテーションがあるかどうかも聞いておくと、将来のキャリアプランを立てやすくなります。
4. 他職種との連携の状況について
質問例:「医師や看護師、作業療法士、言語聴覚士との連携はどのように行っていますか?」
病院で働く理学療法士は、他職種との連携が欠かせません。カンファレンスの頻度や、チーム医療の体制がしっかりしているかを確認することで、職場の雰囲気や働きやすさが見えてきます。他職種とのコミュニケーションが活発な病院では、より良いリハビリが提供できる環境が整っていることが多いです。
5. キャリアアップの機会や資格取得の支援について
質問例:「資格取得の支援制度やキャリアアップの仕組みはありますか?」
理学療法士として長く働くためには、スキルアップが欠かせません。病院によっては、学会参加の補助金や、認定資格取得のサポート制度がある場合もあります。将来的に専門性を高めたいと考えている方は、キャリアアップの支援体制が整っているかを確認しておくと良いでしょう。
まとめ
病院見学は、理学療法士としての就職先を決める上で非常に重要な機会です。
見学時には、働く環境やスタッフの雰囲気、リハビリの内容などをしっかりチェックし、自分に合った職場かどうかを見極めることが大切です。
また、適切な質問をすることで、具体的な職場環境やキャリアプランについての理解が深まります。
しっかりと準備をして、後悔のない職場選びをしましょう。
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